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  • 腰・股関節の施術症例

腰痛・股関節痛

腰痛は、腰まわりの筋肉・靭帯・椎間板・関節・神経など、さまざまな組織の異常やストレスによって引き起こされます。以下のようなメカニズムで痛みが発生します。

 

1. 筋肉や靭帯の過緊張・損傷

日常生活や仕事、スポーツなどで同じ動作を繰り返したり、急な動き・無理な姿勢が続いたりすると、腰の筋肉や靭帯に過剰な負担がかかります。
これにより微細な損傷や炎症が起こり、神経が刺激されて痛みが出ます。

2. 椎間板へのストレス

背骨の骨(椎体)と椎体の間にある「椎間板」は、クッションの役割をしています。この椎間板が加齢や圧力で変性すると、中の髄核が飛び出して神経を圧迫する「椎間板ヘルニア」などを引き起こします。

3. 関節の機能異常(椎間関節性腰痛)

背骨の後方にある椎間関節が、繰り返しの動作や不良姿勢によって炎症を起こすと、局所的な腰痛を引き起こすことがあります。

4. 姿勢・動作の崩れ

長時間の座り仕事やスマホの操作などで猫背や反り腰になると、骨盤や腰部にアンバランスな負荷がかかります。これが慢性的な筋肉の緊張や血行不良を生み、腰痛の原因になります。

5. 神経の関与(神経根症状)

脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニアによって神経根が圧迫されると、腰だけでなく脚にまで痛みやしびれが広がることもあります(坐骨神経痛など)。

このように腰痛は、「筋・骨格・神経」の複合的な負荷や障害によって発生します。特に、姿勢の乱れや動作のクセが根本的な原因となっているケースが多く、日常生活の見直しや施術によるアプローチが重要です。

40代 男性 飲食業
腰椎椎間板ヘルニアによる坐骨神経痛

1か月前より右足の後ろに痺れがで始め、あれよあれよと右足を曲げていないと痛みと痺れが消えなくなってしまった。
病院にて写真をとり、ヘルニアの診断を受けてシップと痛み止め投薬で経過を見ているが一向に痛みが変わらず、紹介を受け来院されました。

【初見と施術】杖をついてまともに歩けないぐらいの状態。寝るのも大変な状態でした。ヘルニアの場合は週1、2回のペースで平均で2、3か月ぐらいかかること、長い治療は逆に疲れすぎてしまい動けなくなる恐れがあるので、その説明を行い、最初は週1、2回のペースで鍼灸マッサージを受けていただきました。

【経過と予後】2か月ほどで痛みが半分以下になり、そこからは2週に1回の施術、3か月後にはほぼ痛みが消失し、現在は月1回再発防止のメンテナンスで通院していただいてます。

【施術メニュー】鍼灸整体

50代 女性 主婦
左股関節の急な痛み

一昨日に台所で荷物を持ち上げようとした際に急に左股関節に痛みが走ってそこから歩けなくなってしまった。

何とか歩けるが、少し動かすだけでも痛みがある。特に股関節を開いたり、閉じたりが痛みが強い。母親が通っていたこともあり、言ってみたらと言われて来院された。

【初見と施術】足を引きずりながらの来院。最初うつ伏せ、横向きと痛みがあってできない状態。座位と仰向けがかろうじてできる。また、足を挙げたり動かしたりがほぼできない状況でした。鍼灸が苦手な方で、押される圧でも股関節に響きそうな状態でしたので、神経整体を行うことを説明し施術。

座位で15分ほど施術を行い、仰向けが痛くなくなる状態になる。仰向けで20分ほど施術を行い股関節屈曲90度可能、内転、外転も痛みなくできる状態まで回復。横向きにもなれるようになり、さらに10分ほど施術して終了。帰りは普通に歩いて帰れるまでに回復する。

【経過と予後】5日後に2回目の来院。ほぼ戻りなく、歩くのは大丈夫なままでした。怖さや硬さが残る感じとのことなので、さらに動きを出すようなイメージで施術し、3回でほぼ完治。今はメンテナンスでたまに来院される。

【施術メニュー】神経整体


50代 男性 自営業
ギックリ腰

2日前に仕事で無理な姿勢で段ボールを持ち上げたときにピキッと腰に電気が走った。その時は大丈夫だったのでそのまま仕事をし続けた。痛いけど寝れば戻ると思い休んだが、次の日に歩くのも困難になり、整形外科を受診。痛み止めとシップをもらったが少しでも早く治したいと先生に伝えたら、当院を紹介されて来院された。

【初見と施術】来院時に足を引きずるほどのまともには歩けていない状態。身体を反らすことがほぼできない。元々腰椎ヘルニアも持っていて、坐骨神経痛も前に出たことがある。触ってみると、身体じゅう過緊張で力の抜け処を見失っている状態。横向きにはなんとか痛みなくなることが出来たので、横向きでとにもかくにも過緊張を下げることを意識して施術を開始した。

【経過と予後】1回目終了時で帰りは足を引きずらないで帰るところまで改善。5日後に2回目で寝がえりなどもほぼできる状態まで回復。さらに5日後はほぼ完治。その後、元々過去の大ケガの影響で肩が上がりにくいのでそこも改善したいとのことで継続されて、実際こちらのほうが重傷だったが、こちらも半年後にはかなり上がるようになり、現在は2週に1回ペースで腰や肩のメンテナンスで通われている。

【施術メニュー】鍼灸整体

70代 女性 自営業
脊柱管狭窄症による神経痛

3か月前より足の外側に痛みとしびれがでてきています。整形外科にてレントゲンとMRIを撮影し脊柱管狭窄症の診断を受けました。痛み止めとビタミン剤をもらって飲んでいるが、あまり変わっている感じがしない。

仕事をまだしているため、長時間の座り作業がとてもつらく、お友達に相談したら当院を紹介され来院された。

【初見と施術】来院されたときに歩くのがやっとでタクシーで何とか通院。横向きには何とかなれる状態で、長時間の保持が少し厳しい感じ。触診してみると、下半身は石のように固っており、特に大腿骨の周辺はガッチガチ。腰部の深い部分での神経絞扼、大腿骨側からの絞扼を主に症状を引き起こすポイントを鍼灸と整体で施術していくことにした。

【経過と予後】発症から3ヶ月経ち、年齢も年齢のため、強い施術はポイントだけに絞り、回数で来てもらう形で週一回のペースで施術。1か月目は痛むポイントが絞られてきたが痛みの山はあまり変化してこなかったが、2か月目の5回目で痛みが下がり始める。3か月目の10回目には歩いて来れるまでに回復してきた。5か月後には痛みはほぼ消失。しびれに関しては全くのゼロにはなってないが、生活に支障は出ないレベルまで無くなり、現在はしっかり歩いて通院しながら落ち度を落とさないようにしている。

【施術メニュー】鍼灸整体